90歳近いお母さんが一人暮らしで、2階の片付け中に椅子に乗って高いところのものを取ろうとしてバランスを崩して転倒。真冬の12月で、しばらく動けず家族にも連絡できない状態が2〜3時間続いた。なんとか1階に降りて家族に連絡して救急車を呼んだけど、娘は出かけていてすぐに駆けつけられず、救急隊が到着しても鍵が閉まっていて家に入れない状態に。もう一人の娘が到着してやっと救急搬送できた。肋骨3本骨折、低体温になっていてかなり危険な状態だった。
職場の同僚から聞いた話
「生きてたから笑い話にできるけど、もしものことって本当に隣り合わせやなって思った」——これを聞いたとき、そう感じました。
ケアマネ・社会福祉士として働いてきた中で、こういうケースは決して珍しくありません。
実家じまいを考える前に、まず「今日、親が安全に暮らせているか」を確認することが先決です。
この記事では、実家じまいの前にやるべきこと・安全対策・実家じまいの進め方を完全解説します。
高齢者の一人暮らしで起きやすい事故トップ3
①転倒(最も多い)
片付け中・高いところのものを取ろうとして・浴室・玄関・階段での転倒が最も多い事故です。転倒→骨折→入院→そのまま寝たきりになるケースが非常に多く、一度の転倒が生活を大きく変えてしまいます。
💬 ケアマネとして現場で見てきた実感
転倒をきっかけに要介護状態になる高齢者を何人も見てきました。「片付けくらい大丈夫」という油断が一番危ない。
②急病・孤独死の発見の遅れ
一人暮らしだと発見が遅れるリスクがあります。近所づきあいが薄い・離れて暮らす家族が多い現代では特に注意が必要です。発見が遅れるほど、命に関わる可能性が高まります。
③特殊詐欺・不審者
高齢者を狙った詐欺・訪問販売は年々増加しています。認知機能が低下してくると判断力も落ち、被害に遭いやすくなります。「おかしいな」と気づく前に契約してしまうケースも少なくありません。
実家じまいの前にまず確認すること5選
📋 実家じまいを進める前に、まず親の現状を把握することが大切です。この5項目をチェックしてみてください。
①親の体力・認知機能の現状把握
最後に会ったのはいつか。その時と比べて変化はないか確認しましょう。歩き方・話し方・物忘れの頻度などを観察することで、変化に早めに気づくことができます。
②かかりつけ医・服薬情報の確認
何科にかかっているか・病名・薬の名前を書き留めておきましょう。緊急時に医療スタッフに正確な情報を伝えられるかどうかが、適切な治療を受けられるかどうかに関わります。
③緊急連絡先の共有
家族全員の連絡先を親の手の届くところ(冷蔵庫・電話の横など)に貼っておきましょう。近所の人・民生委員にも緊急時の連絡先を伝えておくと、いざというときに助かります。
④合鍵の管理
冒頭のエピソードのように、救急隊が来ても家に入れないという事態は実際に起きています。合鍵を誰が持っているか家族で確認・共有しておくことが重要です。スマートロックの活用も有効です(次の章で詳しく紹介します)。
⑤近所づきあいの状況
何かあったときに助けを呼べる人が近所にいるか確認しておきましょう。民生委員・自治会との関係も把握しておくと、見守りのネットワークとして活用できます。
鍵の問題を解決するSwitchBot【実体験レビュー】
「救急隊が来ても家に入れない」という問題、実はスマートロックで解決できます。
筆者自身が家族で実際に使っていて満足度が高いのがSwitchBotです。現役世代の家で使っていますが、高齢者の一人暮らしにも活用できると実感しています。
- 暗証番号・顔認証・カードで鍵なしで開錠できる
- 既存の鍵に取り付けるだけで工事不要
- 家族がスマホアプリで遠隔操作・開錠履歴の確認ができる
- 緊急時に救急隊や家族に暗証番号を伝えるだけで入れる
💡 筆者おすすめ:SwitchBot スマートロック(Amazon・楽天で購入可能)
取り付け工事不要で賃貸でも使えます。家族みんなで使ってみて、これは高齢者の一人暮らしにも絶対おすすめできると思いました。※アフィリエイトリンクをここに挿入してください
見守りグッズで安心を増やす
①見守りカメラ(室内設置タイプ)
親の様子をスマホからリアルタイムで確認できます。TP-Link・Panasonicなどが人気で、設置は簡単でWi-Fiがあればすぐ使えます。離れて暮らす家族の不安を大きく減らしてくれます。
②センサー型見守り(動体検知タイプ)
一定時間動きがないと家族にアラートが届くタイプです。カメラに抵抗がある親にも受け入れてもらいやすく、冷蔵庫・玄関・トイレなどに設置するタイプが多いです。
③GPS見守りグッズ
認知症で外出・迷子になるリスクがある場合に有効です。小型で持ち歩きやすいタイプが増えており、服のポケットやバッグに入れておくだけで安心感が違います。
📋 見守りカメラ・センサーはAmazon・楽天で比較検討できます。まずは1台から試してみるのがおすすめです。※アフィリエイトリンクをここに挿入してください
実家じまいの進め方(本題)
実家じまいとは、親の家の荷物を整理・処分して家を空ける作業のことです。親が施設に入る・同居する・家を売るなど、様々なタイミングで必要になります。
- 安全確保を最優先(合鍵・スマートロック・見守りグッズの対策を先にやる)
- 親と一緒に「残すもの・捨てるもの・譲るもの」を仕分ける
- 貴重品・重要書類を先に確保する
- 不用品の処分方法を決める(自分で・業者に依頼)
- 業者に依頼する場合は複数社から見積もりを取る
💬 現場目線のアドバイス
一度に全部やろうとしないことが大切です。体力的にも精神的にも消耗します。帰省のたびに少しずつ進める計画を立てましょう。
📋 不用品回収業者は複数社から一括見積もりを取ると費用を抑えられます。相場は軽トラック1台分で3〜5万円程度。※一括見積もりサービスのアフィリエイトリンクをここに挿入してください
片付け中の事故を防ぐために気をつけること
やってはいけないこと:
- 高いところのものを親に取らせない(必ず家族が取る)
- 脚立・椅子・踏み台を一人で使わせない
- 重い荷物を一人で運ばせない
- 無理に一日で終わらせようとしない
転倒しやすい場所の改善:
- 玄関:段差の解消・手すりの設置
- 浴室:滑り止めマット・手すりの設置
- 階段:手すりの確認・照明の明るさ
- 廊下:荷物を置かない・つまずく原因を取り除く
まとめ
📌 この記事のまとめ
①実家じまいの前に、まず今日親が安全に暮らせているかを確認する
②合鍵の管理・スマートロックで緊急時の入室問題を解決
③見守りカメラ・センサーで離れていても安心
④片付けは一度に全部やらず少しずつ進める
「まず一本、親に電話してみてください。元気な声を聞くだけで、いろんなことに気づけます。」
筆者より
このブログでは、看護師・社会福祉士・ケアマネジャーとして大学病院で相談業務を担った経験をもとに、終活・介護・実家じまいに関する情報を発信しています。気になる記事があればぜひ読んでみてください。
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